スーパーロボット大戦シリーズについて語る

スーパーロボット大戦シリーズについて語る

子どものころに見たロボットアニメが一同に介して、世界平和のために戦ったり戦ったり戦ったりするゲーム。いわゆるキャラクターもので、好きなアニメのあのロボット、あのキャラクターが出ているんで云々、という楽しみ方をするプレイヤーの方が多いと思います。たきがはもかつて「マジンガーZ」とかに熱中した世代なのですが、知ったのはずいぶん後で「F」と「新」しかプレイしたことがありません。スーパーファミコン時代のはないです。ロボットアニメと言いましても、その数は膨大なものだと思うので、出ている作品もばらばら、その中でレギュラー的な位置を占めているのが、「ガンダム」「マジンガーZ」「ゲッターロボ」あたりかと思います。特にシリーズ全部で10作以上数える「ガンダム」が味方・敵ともに豊富な印象があり、たきがは、これを見て、初めて大人のアムロを知りました。それまでは1stのがきんちょ・アムロしか知らなかったし、ブライト艦長も後でこそ「名鑑長」と言われたりしてますけど、1stの時はおすてりーな印象しかなかったんで、かなり驚いた記憶が。その後で「逆襲のシャア」見たら、シャアの方がロリコンでマザコンだったんでもっと驚いたり。

で、ゲームやめた人間がなんでわざわざ持ち出したのかと言いますと、そう、「Gガンダム」が出ているのがこの2本(最新作は除く)だったんですね。しかも、「F&F完結編」ではかの、東方不敗マスターアジアをお仲間にできるっていうんですから、やらずにいられますまい!(断定)

「スーパーロボット大戦F」  「新スーパーロボット大戦」  「スーパーロボット大戦F&F完結編」

「スーパーロボット大戦F」

最初はセガ・サターンで。ひとまず「F」だけ買って、プレイし始めたころは、懐かしのキャラクター、懐かしの主題歌、懐かしのロボットの活躍に一喜一憂したものの、このゲームの致命的な欠点として、戦闘中のアニメが全く切れないことがありまして、味方はともかく、敵の雑魚キャラなんて基本的にみんな同じ、そのたびにいちいちしゃべってアニメ流れて、かなりうざくなって、それで途中でやめました。

最初はリアル系でプレイ、途中で出てきたドモン・カッシュ(そのころはまだ「Gガン」は見ていない)がかなり気に入って、優遇していたら途中で外れられてしまい、かなりショックだった記憶が(ここでもう少し進めていたらマスターにお目にかかれたのだと思うと、悔しいようなもったいないような)。

そのまま2度とケースから出すことなく、ゲームは売っ払われました。

「新スーパーロボット大戦」

これは「Gガン」を見てから、ドモンが出ているのを確認してプレイしました。当然「地上編」を選択。師匠が実は宇宙人だった、というあれなストーリーでしたが、最後のボスはデビルガンダムで、「Gガン」色の強い展開がけっこうおもしろかったです。ただ、敵役でミケロとチャップマンは出てくるのにシャッフル同盟が出なーい!! 兄貴の設定がおかしーい!! と、もう1回やりなおす気はないです。アレンビーを仲間にしたら、レインがどっか行ってしまった、というのも困るです。

ドモンというか、シャイニング・ガンダム、ゴッド・ガンダムの強さは大満足してます。シャイニング・フィンガーも移動後に攻撃できて、射程2というお得な武器だったので使えるようになるとしゃれにならない強さ、というのも良かったですね。中途半端に強いキャラクターはスパロボでは役に立たないもんで。

その後、続きが気になった「宇宙編」をやってみましたが、アムロたちが基地に侵入するシナリオで何回やってもゲームが途中で止まってしまうので先に進んでません。ドモンみたいに「基本的によけてくれるし、当たっても一撃では落とされない」という有り難いキャラクターもいなかったのも痛い。「Vガンダム」キャラクターがえらく多かったので原作話に興味を覚えましたが、スパロボのメニューでキャラクターを紹介しているのがありまして、「Vガンダム」のキャラクターを読んでいたら、そのあまりの戦死者の多さに引きました。残酷さでは他の「ガンダム」シリーズと一線を画す話だそうで。

「スーパーロボット大戦F&F完結編」

最初からマスターアジアを仲間にするためだけにプレイ。その条件は「F完結編」でドモンvsマスター最終決戦時(その名も「ランタオ島」)においてドモンが49レベル以上であること。1シナリオに2レベル以上アップするのはけっこう大変で、「F」では40レベルまでしか上げられない。「F完結編」で49レベルまで上げるには、「F」の最終時に30レベルくらいならだいじょぶかー? とたきがはにしては綿密な計算をして望みます。主人公は適当にスーパーロボットで正義感あふれる女の子を選択。精神コマンドが優遇されているので主人公と言うほどの存在感はなくてもレギュラーでした。たきがは的には主人公は当然、ドモン=カッシュでやんす。

お金が大事(これがないとロボットの強化ができないので結局勝てない)なスパロボでは、敵を倒した時にもらえるお金を倍にしてくれる「幸運」技能の持ち主がいちばん大事! と思い込んだたきがはは、「幸運」キャラクターを優先的に出撃させ、とどめを刺しやすくするために「てかげん」技能の持ち主(「F」だと技量の高さからアムロがいちばん)も割と出撃させ、雑魚敵倒して気力を上げつつ、ドモンがいる時はドモンを最優先し、いざ「Gガン」の新宿編の再来(マスターアジア初登場で、マスターが生身でデスアーミーを倒し、ドモンと拳を交え、その後ドモンが大泣きという「Gガン」でも名シーンの1つ。第12話。ここでマスターアジアに心奪われたファンは多いとか。ええ、たきがはも)に歓喜し、でも次でもうマスターがデビルガンダム側だってことがわかってしまうので、「Gガン」では旧シャッフル同盟がドモンを助けてたけど、今回はスパロボだから他のロボットが助けてくれるんだなぁーと思いつつ、「F」ではそれっきりマスターは出てきませんでした。

「F」でメインで使ってたのが、ドモン+ゲッター、ダンクーガ(合体後)、アムロ、主人公、修理の出来る機体(アフロダイ、メタス、ダイアナンあたり)、ショウとチャム、アムとリリス、マサキ、ジュドーあたり。戦艦は「幸運」+「必中」持ちのブライトさんが優先、本当はエイブ艦長がいるからゴラオン使いたかった!(ええ、たきがはが「ダンバイン」でいちばん好きなキャラはエイブ=タマリ氏ですよ) でも、エイブ艦長は精神コマンドないし、エレは「幸運」持ってないし、シーラは好きじゃない(攻略本には「精神コマンドが有用で一番」みたいな書かれ方してましたが、そこまで「必中」なしでどうやってレベル上げろっていうのさ、とか。せめてグランガランにマップ兵器があれば何とかなったのかもしれませんが、シーラにそんなこだわりないし)。エヴァは割とアスカをよく使ってたんだけど、3人とも「幸運」持ちじゃないから主力ではなく、しかも機体が破壊されると修理費をとられるんだけど、エヴァは破格の4万!(このゲーム、機体が破壊されてもキャラクターたちは全員脱出しててイベント以外で離脱、たいていは死ぬ、ことないんですが、壊された機体には当然修理費がかかるわけで、これは強制的に徴収されます。で、たきがはが壊されてもゲームをそのまま進めてたのは、安めの機体ばっかりだったのだ) それだけあったら、どれだけ武器を強化できると思ってるんだよーと考えたのでお蔵入り。ずいぶん先でエヴァの強制出撃のシナリオがあって、かなり時間くいましたが、何とかシナリオクリアしたので、1人だけ30レベルぐらいまで上げておけば、あとはエヴァ使わんでもいいな、と思ったです。途中でレインとシュバルツが同行(「F完結編」の途中まで)してくれるのでもちろん優先して出撃。2人とも「激励」持ってるんで、使いやすかったなぁ。「激励」の中身はレインとシュバルツとでは全然違ったろうけど、そこは脳内補完。「頑張ってね、ドモン!」「甘いぞ、ドモン!」などなど。「激励」かけたのは当然ドモン。気力120にして雑魚敵3体倒すとシャイニング・フィンガーが使えるようになりましたから。レインでシャイニング・フィンガーも見ました。「F」ではシャイニング・ガンダム止まりでしたが。

いよいよ「F完結編」。ドモンのレベルはちょうど30でスタート。強制出撃が多く、ドモンの出番が遅かったりしたのですが、何しろ49レベルが見えるまではがまんのプレイ。ドモン出るまで逃げの一手とか。そのうちに原作同様、ギアナ高地でゴッド・ガンダムに乗り換えて(イベント的にけっこう優遇されてるな、と思ったり)「東方不敗が最終奥義 石破天驚拳」をイベント(当然、マスターから伝授!)で覚えますが、これは気力150にならないと使えない技。このころになると、雑魚敵倒して気力を上げる、というのが意外と面倒だということがわかるので、「幸運」持ち+削り役、という図式が崩れ始めます。優先は「激励」持ちになり、あわてて攻略本のキャラクターの精神コマンドを見直して、出撃メンバーががらりと入れ替わりました。ドモン+ゲッター、主人公、ダンクーガ、マサキ、ジュドーは外せませんが、まずショウとチャムが二軍落ち(それまで攻撃避けまくりでなくてはならなかったのに、攻撃力の致命的な低さから外れた)、「エルガイム」も、いい味出してた「ダイターン3」も二軍落ち。戦艦も「激励」持ちを優先。まず「激励」で主力の気力を上げて、攻撃。マサキとジュドーがマップ兵器+「幸運」で資金稼ぎというのが黄金パターンになります。ゲッター、主人公、ダンクーガは攻撃力+「幸運」があるので金持ちのボスクラス倒し。アムロも外れちゃってたなぁ。

マップがまた分離するので当然「地上編」を選択。このころになるとドモンが49レベル、というのは余裕でクリアできるとわかってきたので、「ランタオ島」まで進み、いよいよデビルガンダムとの決戦、原作第44話同様、シュバルツとともにデビルガンダムを撃つドモン。デビルガンダムが倒されてからマスターの登場、原作でのマスターのせりふをなんでウォン首相がしゃべってんだよ、と思いつつも、石破天驚拳のぶつかりあいだ!! この時、ドモンの攻撃力がちょと足りなくてマスターを一撃で倒せなかったのが、マスターアジアを仲間にする第2の条件をいつの間にかクリア。第45話のように涙々の別れではなく(ドモンのレベルが足りないと当然そうなる)、和解するドモンとマスター。はぁー、ふるふる。マスター、お待ちしてました。さぁ、これから敵を倒しに参りましょう!!!

マスターアジア離脱。

え? まじ? なんと、マスターがほんとに仲間になってくれるのはかなり先。この長い戦いも終盤になってから。またしても、マスターのためにお金を貯めつつ、長い戦いが始まります。いや、ほんとにそれだけ期待してたんで。

しかし! 待った月日は無駄ではなかった。敵の大ボスとの最終決戦、やたらに強いNPCの存在になんかぬるいマップをせっせと進めていたら、ぱんぱかぱーん! ついにマスターアジア登場だ!!! しかも、地球人類より進んでいる敵の異星人のボスが、堂々と地球人を「さる」呼ばわりしていたところへ、実にマスターらしいせりふで一喝。「他人を貶めて自分を持ち上げるとは小物のすること」みたいなこと言ってくださいました。ああー、この瞬間、スパロボやってよかったと思いました。心情的にも大変共感できますし。いや、敵キャラの小物さ書いて、主人公とか格好良く見せてもしょうがないでしょ? 敵キャラが主人公より光ってるからどっちも格好いいんですもん。さらに、原作同様、デビルガンダムの生体ユニットにされてしまったレインを助ける最終決戦、当然、マスターとドモンを並べて戦ってたたきがはは、原作だったらドモンの熱い告白と石破ラブラブ天驚拳、という感動のエンディングだったところを、マスターとドモンの石破究極天驚拳、という夢のような攻撃でデビルガンダム最終形態が撃破されるところを確認、その前にマスターがきっちりと石破天驚拳でグランドマスターガンダムを倒してくださいました。よ、弱いぞ、グランドマスターガンダム。原作だとシャッフル同盟拳でやっと倒したのに。

戦い終わって、「レインさんを離すな」とドモンに言って去っていくマスター。あああ〜、たきがははマスターをお離ししたくありませんでしたー。とめでたしめでたしのエンディングとなりました。

満足したっす。堪能したっす。

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