吉水神社をすぎると中千本辺りになる。下・中・上・奥と時間差で桜が次々に開花していくため、吉野の桜は長〜〜く楽しめる。
「このき、いっぽんのさくらなんだよ」
日帰りのつもりなので、3時前には帰り足。来た時と違う道を通ったところに、また見事な枝垂れ桜が。これだけ咲いていても八重は見ていないのがすごい。
「へいのうえにのってるからおっこちないかどきどきしちゃった」
帰りに大名行列に遭遇（ちょうどお祭りをやってたので）。その人混みを避けるべく、吉野名物「葛切り」に挑戦。黒蜜にお酢が入っていたせいか、刺激的な味わい。葛そのものはほとんど味なし。
「つるつるたべられたよ」
ちょっとぴんぼけ。
「たんぽこつうしんなのにたんぽぽのしゃしんがいちまいもないからだって」
帰りの特急は相変わらず満席。乗り換えの橿原神宮前まで特急で40分かかるし、足はくたくただし、快速に乗っていくことにした。50分とあんまり違いありませんし。なにより座れますし。
「おいらののったかいそくでんしゃだよ」
吉野限定、桜茶。ウーロン茶＋桜なんだけど、桜の味のが強い。けっこううまかったので全国販売してください。
「かえりのしんかんせんでねっといりできなかったんだ」
普段の2〜3倍も歩いたので足はくたくた。疲れ切ったこじろう。
「ただいま〜」