Ali

Ali

監督:
出演:カシアス=クレイ・モハメド=アリ(ウィル=スミス)、他
見たところ:ヴァージンシネマズ海老名

 久々に「金返せ、こら」な映画。のでパンフも買ってない。待てよ、5月31日に見た「アフガン 戦場の旅−記者たちは何を見たのか」以来ですな。あんまりしょーもなかったんで、「映画日誌」も書く気がしねぇ。素人の映像見せられてもねぇ。「記者たちはなぜ戦場へ行くのか」って上映前に言いながら、なんかアフガンへ入るまでの道程をだらだら見せられただけ。最終日で、わざわざレイトショーで東中野まで行って馬鹿を見たよ。記者としてはどうかしらんが映画としては素人。金取って見せる映画か(言っちゃったよ)。

そいで「Ali」。珍しく、人の感想読んで行ってみましたが、あきませんでした。主演のウィル=スミスが大根だし、音楽がなんかうるさい。台詞の入るところで歌詞をかぶせちゃあかんだろう。たきがははどうせ字幕だけど、それは反則。結局は英雄の栄光と挫折で、キャッチコピーの「立ち上がれ、魂に嘘はつけない」ってほどの信念は感じなかった。

ベトナム戦争の兵役拒否にしても、その裏で、何万、何十万という徴兵された黒人兵士がいたはずで、それも弾避けに最前線に送られていたわけで。そのさらに裏には、アメリカに売られた戦争を果敢に戦うベトナムがあったわけで。兵役拒否をしてからのアリが(このシーン、名前にこだわってるだけに見えたのはわしだけか?)、そういう人について語るのはなんか白々しい。いっそ、ボクシング馬鹿として描いた方がずっと共感できたような気もする。

マルコムXはそれほど違和感がなかった。デンゼル=ワシントンのも見たけど、そのイメージはもう忘れたし、こっちのが実物に近いかも。ただ、ちょい役なので、添え物って感じもしたけど。

最後のフォアマン戦も、どうしてザイールなのか、アリだけ「ボンバイエ」って応援されるのか説明が欲しかった。でもあの戦いは格好悪いすね。心理戦で勝ったっていうか。どうせなら「あしたのジョー」のホセ=メンドーサ戦ぐらいの見たかった(漫画の読み過ぎだしアニメの見過ぎだ、たきがは)。

過剰な音楽、最初から最後まで変わらない主役(作中では10年以上は経ってるはずなのに!)、ハリウッド映画はもうげっぷが出る。

(了)

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