三輪車を佐志の家に投げ込んで高笑いで去っていく女子高生。
佐志の家に棲息する、ゴキブリよりも大きな食肉虫(でも蚊帳は破れない)。
ゴミ処理場に過敏な反応をする町の人。
素麺くわえた少女の群れ。
ツートンカラーの大仏。
命がけでバーベキューをし、命がけで俳句を作ってる田島という男。
ミルクセーキだけに反応する喫茶店のおばちゃん。
大物プロデューサーなんだけど、都合が悪くなるとせき込む椿山。
しょっぱなからなんか不条理。思わず「馬鹿にするんじゃねぇ」なんて佐志に合わせてつぶやいちゃう。
先が全然読めなくて、お猿のアンジーだけがなんかまとも(あ、これじゃ佐志と同じこと言ってる!)。
永瀬さん、楽しそう(「わーいわーい、仕事だ仕事だ」なんて踊ってるところとか)。この人を最初に見たのは「息子」でだったけど、きっとこっちのが本性に近そうな気がする。なんか全然わからない。でもこのパワーに圧倒される。
こういう映画は一日に一本しか見られません。疲れた、でもおもしろかった。
(了)