平塚らいてうの生涯

平塚らいてうの生涯

日本、2001年
企画:平塚らいてうの記録映画をつくる会
製作:青木生子
演出:羽田澄子
見たところ:岩波ホール

 「元始、女性は太陽であった」の言葉で有名な平塚らいてうの生涯を描いたドキュメンタリー映画。ナレーターと、らいてうの自伝を元にしたのであろう語りが中心、おもしろいとはちょっと言えない、ご本人そのままのような真面目な映画(嫁さんに言わせると「冗談も通じない」タイプだったらしい)。観客層も普段は映画を見ないような人が多かったのか、妙にうるさかったんですけど。

らいてうの軌跡を時代とともに追ってゆくだけなのですごい淡泊。途中、ナレーターばかりになってしまうところがあって、それが残念。特に第二次大戦中には厳しい言論弾圧があって、戦後、多くの作家が転向したとか、戦争協力したとか批判されているのでして、あるいは特高に虐殺された人もいたわけで、そういう時代にらいてうが「なにもする気がしませんでした」で済ませられるとはとうてい思えないのです。

映画として見るには1つ1つのエピソードが書き込み足りないような気もするので、いっそテレビとかにまとめてしまった方が良かったんじゃないかとも思います。映画はどうしても観客数が限定されます。不特定多数を対象にしたテレビの方がもっと大勢見たんじゃないか、とね。

なんか、これでは作品の感想になってませんな。

(了)

実は気もそぞろになってたには訳がありまして、ついに! 「燃ゆる月」が日本で公開されるんですよぉ! しかも! 「銀杏のベッド」も初公開で、2年前からずーっと気になってた映画だけにそっちのがまじ、うれしいっす。他にも厚木シネマフェスティバルは始まっちゃうわ、ジェット=リーの新作「ザ・ワン」とか「少林サッカー」とか、なんか忙しい6月になりそうです。

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