1ヶ月以上の長丁場になった厚木シネマフェスティバルも最終週。結局「アメリ」以外は全部見ちゃいました。「アメリ」はシネフェスが終わってもまだしばらくやってるそうなので、急がなくてもいいかなと思ったので。で、ラスト。
ロサンゼルスの郊外に住む5人の女性たちを主人公にしたオムニバス映画。5人の女性たちはみんな悩みを抱えていて、生活的には満たされていてもどこか幸せじゃない。そんな孤独を描いた映画です。決して楽しい映画ではないのですが、なんというか、こういう映画をおもしろいと思えるような歳になったのだな、わしも、と思いました。主人公の女性たちが同年代なもので、どこか共感できるところがある。それがおもしろかったです。
ただ、けっこうのほほんと見ていたせいか、5本全部をつなぐカルメン=アルバには全然気づかなかったので、あとでパンフレットを読み返して、やられたーという感じでした。なかなか心憎い演出ですな。でも、そういうのに気づかなくてもおもしろいです。個人的にはラストでちゃんと救いがあるところが良かった。アルバートのキャラクターがなかなかいいです。
ハリウッド映画ではかなり有名どころの女優さんばかりが、低額のギャラでも出演したがったシナリオというのがわかるような気がしました。
(了)