待望のジェット=リー主演最新作。強すぎて相手のいない彼に「君は自分と闘うしかない」と言った映画関係者がいるとか。で作られた話ではないでしょうが、そういう話。しかし、自分と闘ってしまったら、後は何と闘うんですかね? 早くも次が心配になるぞ。
多次元宇宙に存在する自分。宇宙は知られている限りでは125あって、それぞれが並行して存在し、宇宙によっては互いに行き交うこともできる。ユーロウは、それぞれの宇宙に存在する自分を殺してパワーを吸収し、最後の一人、全能の「ザ・ワン」になろうとしていた。ロウレスを殺したが、捕まえられたユーロウは、流刑宇宙に送られる寸前に助けられ、最後の一人、ゲイブのいる宇宙に向かう。事情を知らないゲイブだったが、次元宇宙の警察、2年間もユーロウを追っているローデッカーの相棒ファンチに教えられて、ユーロウと闘うことに。
格闘ゲームみたいな設定す。多次元宇宙というのはまだ良くても、別の宇宙にいる自分を倒すとそのパワーを吸収できるなんて、一歩間違うと爆笑もんです。しかも、ユーロウが捕まった後で、殺した自分を映されるのですが、まさか金髪やロンゲ(死語)のジェットを見るとは思わなかったよ。しかも、ナンダソノイミフメイノエガオハ。たきがははこのシーンで笑いをこらえておりました。うぷぷのぷー
展開はもうスピーディで、始まったら最後、ジェットコースターみたいに進んでいきます。あっという間。肩の凝らない映画でした。
(了)