元気の出る映画。脇役陣も竹中直人、杉本哲太、柄本明さんと固めてますが、やっぱりボーイズでしょ。
万年予選落ちで、気がついたらただ一人の水泳部員となってた鈴木。ところが男子校に若い女教師が赴任して、水泳部の顧問となったことから、最後の高校生活は一変した。急増した水泳部員。しかし、先生の希望でシンクロをやらされることになったのは、やっぱりタイミング悪く逃げそこねた鈴木と、元バスケ部の佐藤(途中までアフロ。坊主のが似合うのに)、がりがりの太田(それに泣き虫。リズム感はピカイチ)、ガリ勉の中沢(泳げない。物事を計算で解決する)、おかまみたいな早乙女の五人。先生が産休に入ったから、シンクロもやらないですむと思ったのに、最後の高校生活、「このまんまでいーのか」と五人はそれぞれの理由でシンクロに挑む。
いわゆるスポ根ものではないので、汗も涙も爽やか。笑って笑って、今風の男子高校生たちの、輝いた夏の日を楽しもう。そんな映画でございました。
(了)