プロミス

プロミス

アメリカ、2001年
監督:ジャスティーン=シャピロ、B.Z.ゴールドバーグ 共同監督:カルロス=ボラド
出演:ヤルコ、シュロモ、ダニエル、ファラジ、マハムード、サナベル、モイセ、モタシム、B.Z.ゴールドバーグ、他
見たところ:Box東中野

 ってタイトルは失敗じゃなかろうか。せめて原題のままで「Promises」とか「約束」とかの方がよかったのでは。同名のサラ金が大手を振って歩いている昨今、勘違いする人、いるんじゃないだろうか。よけいなお世話かもしれんけど。

パレスチナとイスラエルに住む7人の子どもたちを追ったドキュメンタリー。典型的な世俗的ユダヤ人の双子、ヤルコとダニエル、超正統派ユダヤ教徒のシュロモ、入植地に住む右派ユダヤ人のモイセ、パレスチナ難民のファラジ、ジャーナリストの父親が何年も刑務所に入れられているというパレスチナ難民のサナベル、エルサレムのイスラム教徒地区に住むマハムードの7人が主要な登場人物。そのほかにもモイセの妹や、ファラジの友人で弟をイスラエル兵に射殺されたモタシムなど、登場人物はほとんど子ども。そのなかで、狂言回し的に引っ張り、子どもたちの橋渡しともなるのが監督の一人、BZ.ゴールドバーグ氏。

こうやって、名前を書くと思うんですよ。パレスチナ難民とか、入植ユダヤ人とか、一括りにできないんだなって。それは「少年と砂漠のカフェ」でも思ったんですが、彼らの顔と名前を知っているわけで、「自爆テロで死亡」とか「ガザ地区にイスラエル軍が攻撃」とか記事を読むたびに、彼らがいなければいいと思う。

そうやって、知っている人がどんどん増えていったら、彼らみんなに死んでほしくないだろうと思う。

100の美辞麗句を並べて、脅して、すかして、武力に訴えて、なだめて、そんな和平会議を続けるよりも、「プロミス」を見てから考えるといい。そこから始めなおすといい。そんなことを思いました。

(了)

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