シュリ

シュリ

韓国、1998年
監督:カン=ジェギュ
出演:ユ=ジュンウォン(ハン=ソッキュ)、イ=ミョンヒョン・イ=バンヒ(キム=ユンジン)、パク=ムヨン(チェ=ミンシク)、イ=ジャンギル(ソン=ガンホ)、ほか
音楽=イ=ドンジュン
主題歌:キャロル=キッド「When I Dream」
見たところ:シネ・ヌーヴォ

  1. お気に入りの作品
  2. シュリ
  3. どこで観たか
  4. あちこち。かかっていれば追いかける。
  5. 思い出に残っているシーン
  6. イ=バンヒの旅立ち(彼女が笑っている唯一のシーン)。ユ=ジュンウォン相手に激するパク=ムヨン(最高の見せ場)。敵として相対することになったジュンウォンとイ=ミョンヒョン(涙のクライマックス)。
  7. 未見の人へのおすすめメッセージ
  8. いつも見ていたい。いつまでも見ていたい。文字通りの私にとって最高の映画。この映画がきっかけで韓国映画にはまることになった記念碑的なところも忘れがたいし、1つ1つのシーンがまたいつでも鮮明に蘇る。「シュリ」を何かと比較することなんてできない。そんな、たった1つの映画です。

以上、シネ・ヌーヴォさんに投稿した「私の好きなコリアン・シネマ」より転載でした。転載を快く承諾していただいたシネ・ヌーヴォさんに感謝感激であります。

シネ・ヌーヴォさんのサイトに掲載していただいたばかりか、劇場でまで紹介してもらい、なんと! 1本ただで見せていただけるという幸運にまで恵まれました。前売り3回券に加えてですから、都合4回。日程と時間と考えて「リメンバー・ミー」が追加の1本とあいなったわけであります。つまり、最初から「リベラ・メ」と「反則王」も見るつもりだったわけ。「リベラ・メ」は2001年のベストワンだし、「反則王」も好きだし。しみじみと映画の見られる喜びを堪能しました。いい春休みだったな、と。日程の関係で「ペパーミント・キャンディー」が見られなかったのが残念です。

で、「シュリ」です。一つひとつの台詞を覚えておこうと思うのですが、結局ストーリーにのめりこんじゃう。次にどのシーンが来て、だれが何をするのかわかってるのにねぇ。サントラ聞いているだけでこれはイ=バンヒがパク=ムヨンを颯爽と助けに来たところだなとかここが、ここがっ! パク=ムヨンが倒されちゃうところなのねっ!とかここはミョンヒョンとジュンウォン涙のクライマックスなのねっ!!(うるうる)とまでわかるのにこれですから。理性なんて吹っ飛んでおります。今回もまぁこんな調子でした。テーマ曲の使い方だとヘリコプターのシーンが好き。

「シュリ」についてはいろいろと言われていますし、結局のところは半島分断という韓国ならではのエッセンスも加えたメロ・ドラマなんだと思います。でも、「シュリ」の前に「シュリ」はなかったし、「シュリ」がなければ今の韓国映画もなかったと思うわけで、何本の映画がこの映画を追い越していこうともやはり「シュリ」だけはそこに断固とした地位を築いていて、何かと比較することなどできっこないのだな、と思いもしたのでした。

この際、馬鹿と呼んでくれてもいい。

(了)

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