以上、シネ・ヌーヴォさんに投稿した「私の好きなコリアン・シネマ」より転載でした。転載を快く承諾していただいたシネ・ヌーヴォさんに感謝感激であります。
シネ・ヌーヴォさんのサイトに掲載していただいたばかりか、劇場でまで紹介してもらい、なんと! 1本ただで見せていただけるという幸運にまで恵まれました。前売り3回券に加えてですから、都合4回。日程と時間と考えて「リメンバー・ミー」が追加の1本とあいなったわけであります。つまり、最初から「リベラ・メ」と「反則王」も見るつもりだったわけ。「リベラ・メ」は2001年のベストワンだし、「反則王」も好きだし。しみじみと映画の見られる喜びを堪能しました。いい春休みだったな、と。日程の関係で「ペパーミント・キャンディー」が見られなかったのが残念です。
で、「シュリ」です。一つひとつの台詞を覚えておこうと思うのですが、結局ストーリーにのめりこんじゃう。次にどのシーンが来て、だれが何をするのかわかってるのにねぇ。サントラ聞いているだけでこれはイ=バンヒがパク=ムヨンを颯爽と助けに来たところだなとかここが、ここがっ! パク=ムヨンが倒されちゃうところなのねっ!とかここはミョンヒョンとジュンウォン涙のクライマックスなのねっ!!(うるうる)とまでわかるのにこれですから。理性なんて吹っ飛んでおります。今回もまぁこんな調子でした。テーマ曲の使い方だとヘリコプターのシーンが好き。
「シュリ」についてはいろいろと言われていますし、結局のところは半島分断という韓国ならではのエッセンスも加えたメロ・ドラマなんだと思います。でも、「シュリ」の前に「シュリ」はなかったし、「シュリ」がなければ今の韓国映画もなかったと思うわけで、何本の映画がこの映画を追い越していこうともやはり「シュリ」だけはそこに断固とした地位を築いていて、何かと比較することなどできっこないのだな、と思いもしたのでした。
この際、馬鹿と呼んでくれてもいい。
(了)