タスクハザード

タスクハザード

さて、いよいよタスクハザードです。ここは自然の洞窟で、内部にはなかなかダイナミックな景観もあるところ。ただし、モンスターの強さはウエストアングルスのようにのんびりというわけにはいかない、なかなかの難所です。基本的に「エルテイル」のダンジョンは一本道なのでそれほど迷うことはありませんが、タスクハザードはその中でも最大級のダンジョンなのです。

もっとも、タスクハザードの入り口には宿屋があります。よほど切羽詰まった状況でタスクハザードを出てきたのでなければ、イグジットの呪文が使えるようになれば、毎度おなじみの戦法を取ることもできます。

まずは細い洞窟が続きます。こういうところにはあまりモンスターが出ないので、どんどん進んでいきますと、片側が垂直に落ち込んだ崖に出ます。反対側は切り立った崖です。こういうところによく出てくるのが羽根の生えた骸骨、スカルバットです。攻撃方法はウィンドカッターのみでそんなに強くないのですが、いかにも飛行するモンスターらしく、ウォーターピラーどころか殴ることもできないところにいることが多いです。滅多に接近してくることもないので、こういう時にはロックを使うのがいちばん早いです。覚え立てのアイスナイフも使えるのですが、スカルバットはなぜか1匹でも3匹でもなく、2匹で出ることが多いので、まとめて攻撃できる方が楽なのです。

崖はしばらく走るとまた洞窟となります。タスクハザードはこの繰り返しが最初のうちは続きます。間違っても崖から落ちるようなことにはならないのは一安心。

やがて天井の高い洞に出ます。洞窟の中なのかと思うような、なかなか見事な景観です。しかし、ここに出てくるモンスターはけっこうしんどいものが多いです。

その筆頭が、緑の飛竜、ワイバーン。HPがだんとつに高いことと、攻撃力が高いので、いちばん苦戦する相手です。「エルテイル」の戦闘は、前にも書いた通り、モンスター側とジャンジャック側が交互に行動する変則的なシステム。スカルバット2匹とワイバーンのトリオならば、ワイバーンにそれほど行動が回らないうちに倒すこともできるのですが、単体のワイバーンだとそうはいきません。倒せない限り、まずワイバーンが攻撃をミスすることはないので、元気なジャンジャックもあっと言う間に肩で息をすることになってしまいます。ジャンジャックのHPも100を超えると、「焼き立てパン」の50ポイント回復ではとうてい足りなくなってきます。アイテムを整理する意味もあって、「焼き立てパン」を食べながら進むのですが、それも調子に乗って使い切るわけにはいきませんし、「はちみつパン」は、まだこんなところで使ってしまうにはもったいないアイテムです。もちろんヒーリングは弱いのでワイバーン戦後にはお話になりません。

というわけで、単体のワイバーンに遭遇したら「三十六計逃げるに如かず」戦法をとります。フィールドの外に出られれば必ず逃げられるので、ワイバーンに遭っても長くて3ターン、通常は2ターン以内に逃げられます。無理は禁物です。

ほかのモンスターはバグベアとブラッディジェル。バグベアは黒い頭にオレンジのくちばしも大きい、直立したカラスのようなモンスター。ブラッディジェルは懐かしのマンイーターと同種のモンスターで、骨や木の枝の代わりに赤い石がついていて、身体が半透明な茶色というやつです。バグベアはウィンドカッター、ブラッディジェルはホーミングアローを使いますが、どちらも「エルテイル」の法則に則って近距離の方がダメージが大きいのです。ワイバーンほどではないけれどHPも高いし、どちらも集団で出てくる傾向が強いので、けっこう苦戦します。

ただし、このタスクハザードでは、特定の地域にはモンスターがまったく出ないこともあります。しんどい時にはワイバーンだけじゃなく、他のモンスターからも逃げてみるのも有効な手でしょう。

そうこうするうちに新しい呪文が使えるようになりました。地と水の精霊レベルはどっちも19です。地・地・水のマグネットロックと、水・風のイグジットです。

マグネットロックは単体専用で、四方から岩で押しつぶしてダメージを与える呪文、後半になるとモンスターに使われる方が多いです。岩でつぶしているところを見ると絶対に周囲にも影響がいきそうなものですが、地では珍しく、単体専用です。あまり使わない理由もそれです。

イグジットは待望の洞窟脱出の呪文。試しに唱えてみるとタスクハザードの内側、入ってすぐのところに移動します。そう、単純に脱出といかないのですが、重要性が落ちるわけではありません。特にタスクハザードのように出たところにすぐ宿屋がある場合とか、そうでなくても外に出れば「旅人のつばさ」が使えるのですから、洞窟での経験稼ぎも、これでもう少し楽にできるというもの。ただし、大方のRPGの同種の呪文同様、イグジットも入ったところからしか出られません。二方向に出口があって反対側に行きたい場合、自力でダンジョンを脱出するしかないのです。

しかし、イグジットが使えるようになると気持ちも楽になります。難関タスクハザードでピンチに陥っても、出てしまえば済むからです。

ただ、それではいつまで経っても先へ進めないので、ぼちぼちMP回復アイテムを消化していってもいいころかもしれません。MP回復アイテムは、HP回復アイテムほど重要な物ではないのですが、あった方が楽になるアイテムの、堂々第一位です。特にモンスターとの戦闘でMPを使い切ってしまった時、モンスターの出現率が高い地域で先に進みたい時、ヒーリングに使えるMPがあるのとないのとではかなり違います。

ただし、その回復量はちょっと情けないです。最低の「朝つゆのしずく」では10ポイントのMPしか回復してくれないからです。その上の「ミントの葉」でも20ポイント、「気付け薬」でも40ポイントにしかなりません。これぐらいのポイントならば、町に入れば簡単に全快するし、ちょっとモンスターに遭遇しなければ10ポイントぐらいはすぐに回復します。MP回復アイテムが、あった方が楽になるアイテムどまりの由縁です。

ちなみにHP回復アイテムもMP回復アイテムも、最高の物は全回復できるのですが、HP全快アイテム「精霊の光」に比べて、MP全快アイテム「魔法の火酒」はそれほど出てきませんし、モンスターが落とす頻度もかなり低いです。宝箱から入手した後は、1つ2つも拾わなかったような気が。

洞の先には巨大な植物の根っこの上を走る、長い洞窟があります。足下も不安定そうなところでモンスターはいっさい出てきません。気分は「ジャックと豆の木」で、こういう景観もなかなかユニークなゲームです。ここまで来ればタスクハザードもそろそろ終点です。最後に1、2回モンスターに遭遇しますが、ここでは狭いためかワイバーンは出てこないので、まず出口まで行けるでしょう。タスクハザードを出ると、風の町、ハリエルに入ります。

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