やがて、また新しい魔法が使えるようになりました。地と水のレベルはどちらも10。先はまだまだ長いですが、だんだんとレベルも上がりにくくなっています。こういう時に「精霊との契約」は重宝します。森のなかもできるだけ回り道をするように進んで、精霊の合図を見逃さないように気をつけるのですが、それだけ戦闘に巻き込まれることも多くなります。新しい呪文は地・火のローリング・ロックと水・火のソウルサーチです。
ローリング・ロックは横一列に並んだ敵に転がってくる岩をぶつける、いわば横のロック。一度に攻撃できる敵が多いのと、ダメージがロック以上なのが強力なのですが、間合いの取り方がいまいちわかりにくいのです。モンスターに近づきすぎるとモンスターの後ろを岩が転がっていきますし、遠すぎると狙ったモンスターが射程に入りません。見た目は派手な魔法ですが、ロック・コンボを覚えるまでのつなぎと考えた方がいいのかもしれません(何度も言ってますが、ロック・コンボは地の精霊レベルが24で覚える最強の攻撃呪文です)。
そしてもうひとつのソウルサーチは敵のHPが判別する呪文なのですが、これがほとんど役に立ちません。モンスターが複数いると対象がランダムになってしまうことと、その命中率がおそろしく悪いからです。だいたいモンスターのHPなんて戦闘しているうちに体感的に覚えるものですし、ボスのHPなど調べている暇があったら、少しでも早く倒さないとこっちが危なくなります。水の精霊レベルを上げていけばいずれ水・火・火のソウルサーチ2も使えるようになりますが、まったく使わないで終わってしまったのでした。
いよいよジャンバットの森の深奥に怪しげな扉を発見しました。中に入るとモンスターには遭遇せず、いかにも盗賊らしい奴が一人待ちかまえています。こいつが最初の中ボス、ソルバリンなのですが、突っ込むのはちょっと早い。せっかくモンスターの出ない洞窟なのです。HPを全快させてもらって(もちろんヒーリングを使いまくります)、MPもフルにしておきましょう(これは走り回っているだけ)。元気になったところで近づいていくと、一方的にソルバリンが話し、問答無用で戦闘に突入!
ちなみに名前を変えることもできない主人公ジャンジャックには、一言も台詞がありません。
なにしろ中ボスだけあって、ソルバリンのダメージは現時点では最高。ひ弱なジャンジャックのHPは、8回もダメージを受けると瀕死になってしまいます。直接攻撃の時にはクリティカル・ヒットが出ることがあって、通常のダメージの1.5倍ほど大きいです。ソルバリンの攻撃は大きなハンマーで地面をぶったたくもので、遠距離はほとんど使いません。ソルバリンも含めて、ボス・クラスの敵は、みんなオリジナルの攻撃方法を持っています。
ソルバリンの攻撃の最大の特徴は、攻撃後にわずかに後退することです。気がつかないでいると、たいていウォーターピラーが届かなくなっています。ソルバリンは地の領域には抵抗がありますからロックはあまり効きません。殴られたら近づいてウォーターピラーを打ち、HPが危なくなってきたら「焼き立てパン」を使うというのが最良の戦法でしょう。むしゃむしゃ。
HPを回復する手段を持っている以上、そのタイミングを誤らなければ、ジャンジャックはソルバリンを打ち負かすことができます。また、ボスを倒すと特別ボーナスで、HPとMPが一気に増えます。どっちも今まで伸び悩んでいただけにありがたいことです。ソルバリンを倒したら、1回ダーラムの町に戻ってみることにしましょう。
取り戻した大地のオーブは、シャノンが言うには「真の精霊使いだけがその力を引き出せる」特別なアイテム。王様に会いに行っても返せと言われないところを見ると、ふうむ、「とてつもなく大きな運命」というのはこのことかしらん?
王様からは褒美にアイテムがもらえます。「焼き立てパン」はまだまだ重宝するアイテムです。ジャンジャックのHPは、まだ100を越えたばかりのはず。きちんと回収して次なる地域に進んでいきます。ジャンバットの森を出ると新しい地域がジャンジャックの前には広がっています。地図を開いて次の目的地を確認すると、この地域はダーラムフラットといい、町がなくて、グレンゴーの森と船着き場があるのがわかります。グレンゴーの森の方が近いので、まずはそこを目指していきましょう。