ジャンバットの森を出るとまたモンスターに新しいものが加わっています。強くなったジャンジャックですが、モンスターの強さはそれ以上で、ちょっと進んではダーラムの町に戻り、またジャンバットの森を通ってくることを繰り返します。そのうちに精霊レベルが確実に上がっていますので、フェイスハガーやウッドドールくらいは一撃で倒せるようになるのですが、新しい地域のモンスターはそれくらいじゃまだまだ苦戦します。地と水の精霊レベルだけ上げていたのではいけないのかも、と不安になってくるのもこのころ。
新しいモンスターはデスハガーとマッドドール。
デスハガーはフェイスハガーの強化版で、色が派手なモンスター。フェイスハガーのように単純に接近してこないこと、遠距離用の攻撃方法として、麻痺させることのあるアイスナイフを使うことで、戦闘が思わず長引くのが苦戦する最大の理由です。
マッドドールはウッドドールの強化版で、遠距離用の攻撃方法がロック。近づけば蹴りを喰らわせられ、HPが高いので、がんがんダメージを喰らってしまいます。ソルバリンを倒したボーナスで増えているとはいえ、もともと高くないMPも消費する速度が速すぎて、杖で殴るとMPが回復しますので、殴ってはまたロックかウォーターピラーを使うという戦法を何度か取らされてしまいます。
それでもグレンゴーの森に近づくころ、ジャンジャックは新しい魔法が使えるようになりました。相手の防御力を下げる地・火のウィークネスと、実は水の領域で最強の呪文じゃないかと筆者が考えている水・水・地のアイスガスです。
ウィークネスはジャンジャックが使うよりも敵に使われた方がずっと恐い補助魔法で、使ったことはありません。スピリットアーマーの逆効果で防御力を下げるのですが、一人きりのジャンジャックに対してモンスターはほとんど複数、単体魔法のウィークネスなんて使ってる場合じゃありません。
アイスガスは、ウォーターピラー同様、ジャンジャックが殴れる敵にしか届かない魔法ですが、周囲360度が効果範囲であることと追加効果として麻痺させられるというのが最強を自負する最大の理由。モンスターが固まっていたらそのなかに割り込んでいって(本当に割り込みます)アイスガス、うまくすればダメージを受けたすべてのモンスターを麻痺させられて、一方的に殴ることができるのです。下手にスピリットアーマーを使うよりも、アイスガスによる麻痺の方がずっと長いくらいで、覚え立ての頃から終盤まで長く使える魔法なのです。
途中でしっかりと「精霊との契約」も果たし、ダーラムの町に帰るまでが長くなってきたころ、やっと目的のグレンゴーの森にたどり着きます。しかし、ここは宝箱が数個と「精霊との契約」ができるだけの、いわばおまけのようなところ。本命は船着き場の方だったのでした。ただ、行き止まりとはいえ、そこそこ広いし、モンスターもここにしか出てこないものばかりなので、経験を積むために寄っていくことにします。もちろん最大の目的は「精霊との契約」をしてレベルを上げることです。