ヴェラグーントンネルは、モンスターが出るので閉鎖された鉱山です。内部はさしずめ「インディ・ジョーンズ」で、トロッコの走るような線路を走っていくのは痛快そのもの、モンスターが出ることもないので、ひたすら走っていきましょう。
ただし、通常の鉱山ではモンスターが出てくるのでご用心。
ゴーストはジャックランタンのようなモンスターです。にやついた顔は相変わらずで、決して単独では出ません。それもゴーストが複数じゃなくて、他のモンスターと一緒のことが多いです。使うのはホーミングアローだけですが、ヴェラグーントンネルでは危険性は低いのでわりと後回しにされがちなモンスター。
テンプティー、ピクシーと続いた系統の最終形態がスプライト。使うのはホットスチームという火の呪文。ウォーターピラーが届かないことが多いのでたいていロックで攻撃します。この種のモンスターにはロックコンボが外れてしまうことが多いためです。なぜかいつも3匹で出ます。でも、テンプティーとピクシーもそういう傾向があったかもしません。
それとウィンドワードの森で遭ったジャイアントアントがなぜかゴーストと一緒に出ます。
ヴェラグーントンネルでいちばん手強いのはウィル・オー・ウィスプです。怒った顔の火の玉で、攻撃方法はスプライトと同じホットスチームなのですが、ダメージはずっと大きいのです。ここまで来るとジャンジャックのHPも200に届きそうなほどだし、そろそろMPも100になろうかというほどです。が、ウィル・オー・ウィスプに遭うとHPとMPが半分くらいになってしまいます。同種のサンダージェルも強かったっけ。
最下層にたどり着くと、また少し登ります。その先は、激しく蛇行している廊下です。いかにも鉱山らしかったヴェラグーントンネルの様子が、なぜかここに来て古代遺跡のようになるのです。また、ここはモンスターが出やすいです。宝箱の配置が意地悪なものですから、たった2個のアイテムを回収するだけなのに戦闘に巻き込まれてばかりいます。
さらに進むとなんかピラミッドの狭い回廊を下っていくような細い通路に出ます。が、ヴェラグーントンネルの中ボスは実はすぐそこにいます。ここはさすがにモンスターも出てきたがらない狭い回廊なので、HPとMPを全快させておきましょう。
しかし、実はファーゴはここにはいません。ここでジャンジャックの前に立ちはだかるのはシルフという女性です。彼女は「あの方のために」とか言って戦闘に突入するのですが、「あの方」ってだれなんでしょう?
シルフとの戦闘は、床がブロックのように断絶された部屋で行われます。彼女のもとには容易にたどり着けないのですが、だったらこっちはロックで応戦です。
シルフの攻撃方法は2通り、そんなわけで接近戦を行っていないので、どっちも遠距離の攻撃です。超音波のような振動波をぶつけてくるのと、鳥を飛ばしてそれをぶつけるのとです。彼女は回避力がスプライトみたいに高いらしく、ロックもなかなか当たらなかったのですが、ロックコンボはそれを上回って当たらないでしょうから、ひたすらロックを打つしかありません。当たり始めればなんとかなるもので、「はちみつパン」を頬ばりつつ、ロック、ロック、ロック!
シルフを倒せれば、ヴェラグーントンネルもおしまいです。彼女は宝石を持っていませんでしたし、「あの方」の存在も不気味ですが、次の地域に進めば、もっと情報も得られるでしょう。宝箱からアイテムもちょうだいしまして、さて、いよいよギース王と対面か? と思いきや、目前に広がったのは、広大な砂漠だったのでした。